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歯を失った際の治療法として、インプラント治療はすっかり定着しました。
誰でも食事のたびごとにはずさなくてはいけない取り外し入れ歯はわずらわしいですものね。
歯を失う2大原因はムシ歯と歯周病です。
特に短期間に多くの歯をうしなうことのある歯周病の患者さんにとってはなおさらインプラント治療は効果的です。
しかしもともと歯周病のある方にインプラントを使っても問題にならないのでしょうか?
新しい研究では歯周病のある方にインプラントを使用した場合のインプラント成功率は歯周病以外の原因で歯を失われた方々に比べて数%劣ると報告しています。
またインプラント周囲に炎症が起こる頻度も多かったと報告しています。
※ これはどうしてでしょう?
もともと歯を抜かなくてはならないぐらい進行した歯周病をお持ちの方は、歯周病の病原菌に対して高い感受性を持っていると考えられています。
その性質がインプラント周囲に対しても受け継がれると考えられます。
現にインプラント周囲に炎症がおきると、歯周病の歯の周りと同じ細菌がインプラント周囲から見つかることが報告されてます。
では歯周病の方にはインプラントは適さないでしょうか?いいえ,以下ののことを守っていけば,歯周病の方のインプラントも90%以上の長期成功率がえられることが証明されています.
※ Karoussis et al.: Clin Oral Impl.Res 2003