東京駅徒歩5分。アメリカ歯周病学会認定の歯周病、インプラント治療の専門医の歯周病専門サイト。
TVのコマーシャルでは歯周病治療のためのさまざまな歯ブラシ、歯みがき剤が
紹介されています。
もちろん正しいブラッシングは歯周病治療の基本ですが、
進行した歯周病はけっしてブラッシングだけでは治ることはありません。
適切な治療との両者一体ではじめて歯周病を治すことができます。
歯みがきで大切なのは、歯ブラシをあまり強く歯に当てず、毛先で磨くこと。
と言うのも、ブラッシングの刺激が強いと歯ぐきを傷め、歯肉が下がる「歯肉退縮」が起きやすいから。
弱い力で小刻みに歯ブラシを動かすのが極意と覚えよう。
また、できるだけ歯ブラシの届きにくいところを優先してきれいにするのもポイントだ。
たとえば、前歯の裏側は歯ブラシの「かかと」を使って。
奥歯は軽く閉じて。
歯がデコボコしてうまく歯ブラシが届かない場合は、歯ブラシをタテに動かせばOK。
磨いていて血がにじむような場所があれば、そこをくり返し丁寧に磨こう。
歯みがきのときに取り入れたいのが歯間ブラシ。
歯周病が進むと歯ぐきが下がって歯と歯のつけ根部分にすき間が広がってくるけれど、病的なものではなくても 20代後半になると歯間が自然に開いてくることがある。
こうなるとプラークが溜まりやすく、歯周病も進みやすい状態に。
そうならないためにも、歯ブラシ+αのお手入れが必要なのだ。
ただし、ムリして歯間ブラシを入れると、歯のすき間を広げてしまうこともあるので注意して。
使い方は、必ず鏡を見ながら歯ぐきを傷つけないように歯と歯の間にゆっくりと差し込むこと。
前後に2、3回動かして、抜き出すときもゆっくりと、がコツ。
「だらだら飲食しない」「間食を控える」「野菜など繊維質のものをよく噛んで食べる」「糖分を控えめにする」・・・といった食事のしかたも、広い意味でのプラークコントロールと考えて、生活習慣全体から歯周病を予防しよう。